日本スポーツ学会大賞を帝拳ジムと村田諒太が受賞 21年度は菊池雄星、大谷翔平ら
日本スポーツ学会は4日、2022年の「第13回日本スポーツ学会大賞」にプロボクシングの帝拳ジムおよび帝拳プロモーション、前WBA世界ミドル級スーパー王者・村田諒太(36=帝拳)が決まったと発表した。
同学会のプレスリリースは以下のとおり。
「2022年は白井義男氏が日本人初のプロボクシング世界王者になって70年の節目にあたり、日本ボクシングコミッションも設立70周年を迎えました」
「帝拳ジムは現存する日本で最も古いボクシングジムで、数々の名選手を育成・輩出するとともに、「ダイナミックグローブ」の興行を60年以上続けてこられました。また、同ジムの本田明彦会長は世界ヘビー級王者マイク・タイソン(米国)の防衛戦を米国以外で初となる日本での開催を2度も実現させ、フェアなプロモーターとして世界的に認知されるようになり、海外での日本のボクシングの信頼と評価を高めることに寄与されました」
「村田選手は12年ロンドン・オリンピックでミドル級の金メダリストになり、プロでも世界王座を獲得。日本で初めてオリンピックの金メダルとプロの世界タイトルを手にする偉業を成し遂げました。また対戦相手に対する敬意に満ちた対応は、フェアプレー精神の象徴でもあり、ボクシングというスポーツの価値を高めたことも評価の対象となりました」
同学会では今月25日午後7時より、東京都渋谷区のハクジュホールで受賞記念講演を開催する。村田と帝拳ジム代表の浜田剛史氏(元WBC世界スーパーライト級王者)が出席する。参加費1000円(日本スポーツ学会会員無料)で定員200人(事前申し込み不要、先着順)。
日本スポーツ学会は98年1月、競技団体の垣根を越えて市民レベルでスポーツを文化として考えようと設立。スポーツの発展に貢献した人物を表彰する「日本スポーツ学会大賞」は10年に創設され、21年度は花巻東高(岩手)硬式野球部監督の佐々木洋氏、同校出身のMLBシアトル・マリナーズ菊池雄星投手、ロサンゼルス・エンゼルス大谷翔平が受賞した。
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