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“ボクシング界の上戸彩”宮尾綾香が引退を表明「19年間突っ走れました」12・1後楽園ホールで引退式

[ 2022年10月26日 10:32 ]

宮尾綾香
Photo By スポニチ

 プロボクシング前IBF女子世界アトム級王者の宮尾綾香(39=ワタナベ)が25日、引退することを表明した。自身のインスタグラムに、リングインする写真とともに「9月1日の試合を最後に引退を決意致しました!ボクシング人生19年間突っ走れました」と投稿した。12月1日に東京・後楽園ホールで引退式を行うとし、「引退試合や引退スパーリングはありませんが最後のリングイン、そして10カウントを見届けていただければ幸いです」と記した。

 宮尾は2004年7月にプロデビュー。08年に大橋ジムに移籍し、12年9月にWBA世界女子ライトミニマム級(現アトム級)王座を獲得し、5度の防衛に成功。“ボクシング界の上戸”として人気を集めた。

 15年10月にWBC女子世界アトム級王者・小関桃(青木)との王座統一戦に敗れ、王座から陥落。16年10月にワタナベジムに移籍し、12月にWBO女子世界アトム級王者・池山直に挑戦したが、6回にスリップダウンした際、右膝前十字靭帯断裂の重傷を負い、TKO負けした。

 手術、長いリハビリを経て復活。18年11月にはWBA女子世界アトム級暫定王座を獲得したが、19年9月に正規王者との王座統一戦に敗れてベルトを失った。それでも今年2月にIBF女子世界アトム級王座を獲得し、3度目の世界王座奪取に成功。だが、9月に前WBO女子王者・岩川美花(姫路木下)に判定で敗れ、王座陥落。これが現役最後に試合となった。プロ戦績はJWBC時代も含め、25勝(6KO)10敗2分け。

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2022年10月26日のニュース