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拳四朗 ライバル陣営前で余裕スパー!トレーナーが挑発「京口には致命的な欠点がある」

[ 2022年10月15日 05:00 ]

WBC&WBA世界ライトフライ級王座統一戦   WBC王者 寺地拳四朗《12回戦》WBAスーパー王者 京口紘人 ( 2022年11月1日    さいたまスーパーアリーナ )

公開練習で、ミット打ちで調整する寺地(左)(撮影・会津 智海)
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 日本人王者同士の2団体王座統一戦に挑むWBC世界ライトフライ級王者・寺地拳四朗(BMB)が14日、東京都練馬区の三迫ジムで公開スパーリングを行った。WBA同級スーパー王者・京口紘人(ワタナベ)陣営が4人も視察に訪れる状況で、手の内を隠しつつ貫禄のスパーを披露。トレーナーが京口の「致命的な欠点」を指摘するなど、ライバル対決に火花が散り始めた。

 相手陣営の視線を浴びながら、寺地は日本ミニマム級8位の小林豪己(真正)と2ラウンドのスパーをこなした。ジャブでプレッシャーをかける本来のスタイルではなく、接近戦で圧倒。視察を「久しぶりにいい緊張感でできる」と余裕で受け止め、「レベルの差、圧倒的な差を見せる。普通にやっていればKOにたどり着くのでは」と言い切った。

 ベルトを奪い返した3月の矢吹正道(緑)戦も従来とは異なる真っ向勝負で3回KO勝ち。「指示があればすぐに切り替えられる」という対応力が自信の源だ。指示を出す“参謀”の加藤健太トレーナーは「挑発ではないが(京口の)致命的な欠点を見つけている」と指摘。「(京口)陣営が気づいているかは分からないが、そこで拳四朗が圧倒する」と太鼓判を押した。

 英ブックメーカー、ウィリアムヒル社のオッズは京口1・44倍、寺地2・75倍。不利予想にも「それは僕に賭けるチャンス。倍率が高いので。いっぱい賭けてほしい」。常にポジティブなのも寺地の強みだ。

 ≪渡辺会長ら視察、小林トレーナー「調子良さそう」》視察に訪れたのはワタナベジムの渡辺均会長、深町信治マネジャー、小林尚睦、小口忠寛の両トレーナー。小林トレーナーは4人での視察を「チームですから」と説明し、「6割も出していないと思うが、バランスが良くて調子も良さそう。実際に見て大きさも確認できたのでイメージしやすい」と寺地の印象を話した。京口の課題を問われると「練習を見たからではないが、少し修正点があるので対応する」と明かした。

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2022年10月15日のニュース