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尾川が公開練習で挑戦者と初対面「郊外のおとなしい青年。都会っ子とは見えなかった」

[ 2022年6月2日 10:23 ]

ボクシング・IBF世界スーパーフェザー級タイトルマッチ   王者 尾川 堅一(34=帝拳)─ 同級3位 ジョゼフ・コーディナ ( 2022年6月4日    英ウェールズ・カーディフ )

ミット打ちをする尾川(帝拳ジム提供)
Photo By 提供写真

 敵地で初防衛戦に臨む王者・尾川が1日、カーディフ市内のショッピングセンターで開かれた公開練習に参加した。昼頃から放送用の写真撮影とDAZNのインタビュー、英国ボクシング管理委員会が契約体重の3%以内と規定している試合3日前の計量を済ませ、午後2時過ぎにショッピングセンターの特設リングに登場。笑顔でシャドーボクシングを披露したあと、田中繊大トレーナーを相手にミット打ちを行った。地元出身の挑戦者コーディナの対戦相手とあって登場時は拍手交じりにブーイングも飛んだが、ミット打ちを終えて笑顔で手を振ると、家族連れなどの観客から拍手が起きた。

 公開練習後は前日と同じく市内のUFCジムで練習を行った。

 帝拳ジムを通じての尾川のコメントは以下のとおり。

 「今回の公開練習はザ・海外って感じで、ショッピング・モールで、お客さんもまずまず入っていましたね。ブーイングもあったり、でも手を振るとうれしそうに“おお、チャンピオン!”みたいに歓声も聞こえたり、ユーチューブでも流れていたそうなので日本でも見てくれていた方もいたかもしれません。海外特有のイベントみたいな感じで、日本でもああいった形のイベントも面白いかもしれませんね」

 「ブーイングについて、やっぱり気持ちの良いものではないですね。分かってはいても気持ちの良いものではないです。でもやっぱり、それが歓声だったり聞こえると気持ち良かったし、試合では歓声に変えられるような気持でいきたいですね。変えられるような試合にする自信はもちろんあります!」

 「公開練習の待合室では対戦相手のコーディナ選手、そしてセミファイナルに出場するバレット選手、どちらともあいさつしましたが、バレット選手はSNSなどを見る限り、とても陽気な選手というイメージを持っていたんです。会ったらそのまんま、案の定でしたね(笑い)。印象ですか?線は細かったですね」

 「コーディナ選手の印象は、おとなしい感じの選手でした。良く言うと好青年という感じですし、そうでなければこの街特有の感じというか、郊外のおとなしい青年というか、都会っ子とは見えませんでした。バレット選手と同様、映像などで見た感じ、そのままの印象を持ちました」

 「もう少し体は小さいかなと思っていましたが、身長は僕とほとんど同じぐらいで、カッコ良かったですね。イケメンでした。前もって映像などから動きなどを見ていますが、僕とボクシングの雰囲気が似ているなと感じてたんです。動きの感じですかね、同じようなボクシングをするなというイメージはありますね。アマチュア経験がある中でジャブ、ジャブという感じでもないし、かみ合うのか、かみ合わないのか、分からないような感じの印象です」

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