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魔裟斗 戦友キシェンコとリモート対談!08年の決勝戦を振り返る「意識がない中でも殴り合えた」

[ 2022年3月16日 22:39 ]

「K―1 WORLD MAX 2008 World Championship Tournament FINAL」の決勝で対戦した魔裟斗(左)とキシェンコ
Photo By スポニチ

 元K―1世界王者でタレントの魔裟斗(42)が16日に自身のYouTubeチャンネルを更新。「K―1 WORLD MAX」で活躍していた戦友でもあるアルトゥール・キシェンコ(ウクライナ)とリモートで対談し、「K―1 WORLD MAX 2008 World Championship Tournament FINAL」の決勝戦を振り返った。

 家族や兄弟はウクライナで生活しているがキシェンコ自身は7年前からスペインで生活しているという。2人は「K―1 WORLD MAX」時代の思い出話に花を咲かせた。話題は「K―1 WORLD MAX 2008 World Championship Tournament FINAL」の決勝戦の話に。準決勝で佐藤嘉洋との日本人対決を延長判定で制し、決勝へ進んだ魔裟斗。キシェンコもアンディ・サワーを延長判定で下して決勝へ駒を進めた。決勝で魔裟斗は2ラウンドにキシェンコの左フックでダウンを奪われた。

 キシェンコは「1回目に戦っている時に左フックを受けているから今度は返さないといけないと思っていました」と回顧し、魔裟斗は「あれで試合が終わったと思ったでしょ?」と聞くと「あのパンチはかなり強力だったし、テンプルにもヒットしていて絶対に終わったと思っていました。倒れ方も完全にバランスを崩していたからまさかあそこから立ち上がるなんてね。どうやって力を振り絞っていたのかと思いました」とキシェンコの中で会心の一発だったようだ。魔裟斗はこのダウンの後は記憶ない中で戦っていたことも明かした。

 魔裟斗は準決勝でも2ラウンドにダウンを奪われていて、キシェンコに奪われたダウンはこの日、2回目のダウンだった。キシェンコは「立ち上がれる何か秘訣はあったんですか?」と笑いながら聞くと「あの試合の前は本当に何が起ころうと絶対に勝つと心の中で誓っていた。だから意識がない中でも殴り合うことができた」と魔裟斗は返した。

 試合は3ラウンドの判定で決着がつかず延長戦に突入。延長戦も判定の末に魔裟斗が03年以来5年ぶり2度目の世界王者となった。キシェンコは「延長戦まで戦うなんてビックリだった。まるでサムライのような魂で向かってきたのは本当に尊敬にします」と魔裟斗をリスペクトした。さらに「あの試合はあったからこそより強くより賢く戦わなければならないと学びました」と魔裟斗との試合がキシェンコにとってもターニングポイントになる試合になったようだ。

 動画ではお互いの近況報告などもしている。

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2022年3月16日のニュース