×

井上拓真、前日計量クリア!和気慎吾とWBOアジアパシフィック王座決定戦「何もさせずに勝つ」

[ 2021年11月10日 16:41 ]

<WBOアジアパシフィック・スーパーバンタム級王座決定戦>前日計量後、オンライン取材に応じた井上拓真
Photo By スポニチ

 プロボクシングWBOアジアパシフィック・スーパーバンタム級王座決定戦(11日、後楽園ホール)の前日計量が10日、東京都内で行われ、同級1位・井上拓真(25=大橋)はリミットの55.3キロ、同級3位・和気慎吾(34=FLARE山上)は300グラム軽い55.0キロでパスした。

 元WBC世界バンタム級暫定王者の井上拓は、19年11月に当時の正規王者ノルディーヌ・ウバーリ(フランス)との王座統一戦に敗れて王座陥落。今年1月の再起戦で栗原慶太(一力)に判定勝ちして東洋太平洋同級王座を獲得したが、それを返上し、世界再挑戦へのチャンスを広げるため、1階級上のWBOアジアパシフィック王座獲りに挑む。

 計量後にオンライン取材に応じた井上拓は「気持ち的に余裕ができた分、ストレスなく(体重を)落とすことができた。練習も最後まで動いて上がれたのでバッチリ仕上がりました」と好調をアピール。和気とはスパーリングをした経験もあり、「しっかり集中して戦いたい。相手を警戒するというより、自分の集中力と対応力で戦う」と表情を引き締めた。

 目指すは世界王座返り咲き。「見据えているのは世界だけなので、ここは通過点として何が何でも勝ちたい」と意気込む。和気は東洋太平洋王座を5度防衛し、世界戦も経験している長身サウスポーだが、「サウスポーに苦手意識はない。集中して戦えば、負ける相手じゃない。何もさせずに勝つことが大前提」と自信たっぷりに言い切った。

続きを表示

2021年11月10日のニュース