JBC、ドーピング検査体制の整備は早くて年内…井岡の次戦には間に合わず?
プロボクシングWBO世界スーパーフライ級王者・井岡一翔(32=Ambition)が12日、都内のホテルで日本ボクシングコミッション(JBC)の永田有平理事長(66)とともに会見し、JBC側の不備が原因となったドーピング疑惑騒動についての直接謝罪を受け入れた。
井岡は「すっきり解決したという気分ではないが、一つのけじめとして受け入れた」と説明。「これで一つのけじめがついたので今後は防衛戦に勝つことへのトレーニングに集中していきたい」と話した。
井岡の次戦は正式には決定はしていないが、WBOは6月1日に同級2位フランシスコ・ロドリゲス・ジュニア(28=メキシコ)との対戦を指令。同21日には米メディアが9月1日に東京で防衛戦を行うことで合意したとも報じた。
JBCの永田理事長は、早ければ年内にもドーピング検査体制を日本アンチ・ドーピング機構(JADA)に準じるレベルまでの改善する計画を明かしたものの、井岡の次戦には間に合わない見通しだ。井岡は「早く改善してほしいとは思う。でも、改善に合わせて自分が試合をやるというのは違う。安心して試合に集中できる体制にしてほしいけど、僕は試合に向けてやることをやるだけです」と話した。
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