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中島玲が大金星!プロ4戦目で前東洋太平洋王者を撃破「自分の中では勝って当然」

[ 2020年10月9日 22:38 ]

<ミドル級8回戦>前東洋太平洋王者の細川に判定勝ちし、雄叫びを上げる中島(右)
Photo By スポニチ

 プロボクシング興行「GOLDEN CHILD BOXING vol.128」は9日、東京・後楽園ホールで行われ、メインのミドル級8回戦ではプロ4戦目の中島玲(22=寝屋川石田)が前東洋太平洋同級王者で日本同級2位の細川チャーリー忍(36=金子)を判定2―1で下す、大金星を挙げた。

 身長1メートル67とミドル級では小柄だが、抜群のスピードで細川を翻弄。軽快なフットワークから鋭い踏み込みで13センチ身長の高い細川に左フック、左ボディーアッパーをヒットさせた。ジャッジ3者の採点は77―75が2人、74―78が1人と分かれたが、初8回戦で前王者に堂々の勝利。「自分の中では勝って当然と思っていたのでホッとしている」と強気に言い放ち、判定が分かれたことには「ちょっと焦りましたけど」と笑った。

 3歳から空手を始めた中島は興国高入学時にボクシングを始め、3年時にインターハイで3位の実績を残して東農大へ進学。ボクシング界ではいわゆるエリートコースだが、高校卒業を前に交通事故で頸椎を骨折し、2カ月入院。進学が決まっていた東農大ではマネジャーとしてボクシング部に入った。その後、選手として復帰を果たし、2年時に全日本選手権で3位。東京五輪の候補から漏れたためにプロに転向し、昨年5月にB級プロテスト合格した。

 これで4戦4勝。この日の勝利で日本ランク入りを確実にした。「まずは日本タイトル。自分的にはミドル級よりスーパーウエルター級で勝負したい。すぐにでも挑戦したい」と意欲を口にした。

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2020年10月9日のニュース