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“逆輸入ボクサー”坂井祥紀 日本デビュー戦へ「とにかくワクワク」

[ 2020年8月30日 16:43 ]

<ウエルター級8回戦>前日計量をクリアした坂井祥紀(左)と重田裕紀(八王子中屋ジム提供)
Photo By スポニチ

 プロボクシング「ファーストレートPresents A-SIGH BOXING」(31日、新宿FACE)の前日計量が30日、東京都文京区の日本ボクシングコミッション事務局で行われ、メインのウエルター級8回戦に出場する坂井祥紀(29=横浜光)はリミット(66.6キロ)を200グラム下回る66.4キロ、重田裕紀(29=ワタナベ)は300グラムアンダーの66.3キロでクリアした。

 坂井は19歳でメキシコに渡り、プロデビュー。15年にスーパーライト級でWBC世界ユース王座を獲得するなどメキシコと米国で36戦(23勝11敗2分け)のキャリアを持つ逆輸入ボクサーで、昨年11月に帰国し、今回が日本デビュー戦となる。

 計量後にオンラインで取材に応じた坂井は「計量もいつもと違って新鮮でした。とにかくワクワクしている気持ち」と心境を明かし、日本7位にランクされるサウスポーとの対戦にも「やれることはやってきたので問題はない」と自信をのぞかせた。

 約10年もメキシコを拠点に活動してきたが、練習環境に限界を感じ、帰国を決意。ただ、海外で活躍することを諦めた訳ではない。「日本で何戦かして日本か東洋太平洋のタイトルを獲ってファンに認めてもらってアメリカに戻りたい。自分の中では2年ぐらいで戻れたら」と希望している。

 その目標への第一歩となる試合。メインイベンターとしての責任もある。「坂井祥紀って強いんだなと思ってもらえる試合をしたい。興行の中でも一番強い、レベルが高いと思ってもらえる試合をしなきゃいけない」と意気込んだ。

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2020年8月30日のニュース