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スマホ紛失も…試合で失うものなし!草野慎悟「デンプシー・ロールで倒す」

[ 2020年8月21日 16:43 ]

<はじめの一歩30周年記念フェザー級トーナメント決勝>前日計量をクリアした渡部大介(左)と草野慎悟(DANGAN提供) 
Photo By 提供写真

 プロボクシング「はじめの一歩30周年記念フェザー級トーナメント決勝」(22日、後楽園ホール)の前日計量が21日、東京都文京区の日本ボクシングコミッション事務局で行われ、渡部大介(29=ワタナベ)、草野慎悟(31=三迫)ともにリミットの57.1キロでパスした。

 草野はスマートフォンを紛失するトラブルがあり、主催者が午後1時から設定したオンライン会見に出席できず。その後、主催者から借りた携帯端末でオンライン取材に応じ、「ポケットに入れていたはずが、気づいたらなくなっていて…。充電器だけが残っていました」と苦笑いした。

 新型コロナウイルス感染予防のため、計量後は指定ホテルに宿泊を義務づけられ、外出も禁止。スマホなしで試合までの一人の時間を過ごさなければならないが、動揺はない。「頭の中でずっと渡部選手と闘い続けます」と話した。

 スマホを紛失した草野だが、この闘いでは得るものしかない。優勝すれば、賞金100万円に加え、人気マンガ「はじめの一歩」に登場する権利も得られる。さらに日本4位の渡部に勝てば、ランキング入りも確実。「自分的には『はじめの一歩』に出られるのが一番うれしいし、みんなも喜んでくれると思う。(主人公の幕之内)一歩と闘いたいですね」と早くもマンガ出演を思い描いた。

 東洋太平洋、WBOアジアパシフィック、日本王者合わせて計8人の現役王者が在籍する三迫ジムに所属。日本フェザー級王者の佐川遼や東洋太平洋スーパーバンタム級王者の勅使河原弘晶らとのスパーリングで腕を磨いた。「ボコボコにされたけど、強いセンスとやってきたことは自信になっている」と草野。「早く試合がしたいですね。自分から倒しにいきたい。(一歩の必殺技)デンプシー・ロールで倒します」とKO勝利を宣言した。

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2020年8月21日のニュース