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大阪のボクシングジムで新たに3人陽性 新型コロナ感染拡大の可能性も

[ 2020年7月19日 21:01 ]

 日本ボクシングコミッション(JBC)は17日、日本プロボクシング協会に加盟する大阪府内のジム所属のプロ選手2人と、このジムで対人練習(スパーリング)を行ったアマチュア選手1人の計3人が新型コロナウイルス感染症のPCR検査で陽性判定を受けたと発表した。ジム名や選手名は非公表だが、いずれも20歳代の男性。このジムでは17日に50歳代男性の感染が確認されている。

 ジムは現在、閉鎖中で、濃厚接触者については保健所の指定を待っている状況という。プロ選手のうち1人は15日と16日に他ジムでスパーリングを行っており、ジム外にも感染拡大することが危惧されている。JBCの安河内剛事務局長は「保健所の指示を仰ぐ一方で、ボクシング界として現状の正確な把握を早急に行うとともに、さらなる感染拡大予防に最善を尽くします」とした。

 国内のボクシングジムでは4月下旬に愛知県内のジム所属のプロ選手2人、トレーナー2人の計4人の感染が判明。今月上旬には都内のジムに所属する20歳代の男子選手1人の感染が確認された。

 国内での感染者増が続く中、プロボクシングは12日に無観客で開催された中日本新人王予選を皮切りに興行を再開。19日には沖縄・うるま市で観客を入れての興行も実施された。関西地区では25日に神戸市立中央体育館での興行が予定されている。

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2020年7月19日のニュース