正規王者ウバーリが来日　井上拓真の印象は「最強かは分からないが…」

成田空港に到着したWBC世界バンタム級正規王者ノルディーヌ・ウバーリ
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　ボクシングのWBC世界バンタム級王座統一戦（11月7日、さいたまスーパーアリーナ）で暫定王者・井上拓真（23＝大橋）と対戦する正規王者ノルディーヌ・ウバーリ（33＝フランス）が31日、成田空港着の航空機で来日した。

　拓真の兄・尚弥とWBSS決勝で激突するノニト・ドネア（フィリピン）が総勢11人で来日したが、ウバーリはトレーナーと2人だけ。カザフスタンのアルマトイで約3週間のキャンプを行ってきたそうで、韓国ソウル経由で日本入りした。チームのスタッフらは今後、数日間に分かれて来日し、最終的には10人になるという。

　キャンプ地にアルマトイを選んだ理由を「時差調整とタクマに似たスタイルの選手が多いから」と説明。拓真の印象を問われると「最強かは分からないが、いいファイターだと思う」と話した。

　日本訪問はプライベートを含めて初めてで、「すごく良い国だと聞いている。本当はいろいろなことを楽しみたいが、今は試合に集中している」と笑顔で語った。

　ウバーリは今年1月の王座決定戦でラウシー・ウォーレン（米国）に判定勝ちし、王座を獲得。7月にはアーサー・ビラヌエバ（フィリピン）に6回終了TKO勝ちし、初防衛に成功している。戦績は16戦16勝12KO。13戦13勝3KOの拓真とは無敗の王者対決となる。