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小原佳太「倒して勝つ」 垂水稔朗「十分に戦える」 ともに前日計量一発クリア

[ 2019年10月25日 14:59 ]

<チャンピオンカーニバル最強挑戦者決定戦>前日計量をクリアした日本ウエルター級2位の垂水稔朗(左)と同級1位の小原佳太
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 プロボクシングのチャンピオンカーニバル最強挑戦者決定戦(26日、後楽園ホール)の前日計量が25日、東京都文京区の日本ボクシングコミッション事務局で行われ、ウエルター級1位の小原佳太(32=三迫)はリミットを100グラム下回る66.5キロ、同級2位の垂水稔朗(25=協栄)はリミットの66.6キロで、ともに1回目でクリアした。

 今年3月にIBF世界ウェルター級王座挑戦者決定戦で判定負けした小原にとっては再起2戦目。かつて日本&東洋太平洋スーパーライト級王座、前WBOアジア太平洋ウェルター級王座を獲得したが、世界再挑戦に向け、日本タイトルから再スタートを切る。対戦相手の垂水は16年9月に世界初挑戦した時から何度もスパーリングで拳を交えた相手。小原は「今まで国内でやった試合では2番目に怖いです」と不安を口にした。1番に挙げたのは14年4月に東洋太平洋スーパーライト級王座決定戦で対戦したジェイ・ソルミアノ(フィリピン)で、垂水が日本選手では1番ということになる。「僕のボクシングを知っているし、若いので伸びしろもある」と警戒。もちろん負ける気はない。「苦戦して…でも、どこかで一発当てて倒す。垂水が普通のボクシングをしてきたら問題なく僕が倒して勝つ」と断言した。

 対する垂水は「リスペクトしている」という小原との対戦を前に「相手が相手なので、いつも以上に気を引き締めて充実した日々を送れた」と振り返った。世界挑戦や海外での試合経験のある近藤明広(一力)、岡田博喜(角海老宝石)らを相手に80ラウンド超のスパーリングを消化。「十分に戦えることを実感した。戦う準備をしてきた」と手応えはある。「小原さんと初めてスパーをした3年前はまったく歯が立たなかったけど、どれだけ差を縮められたか、今回の試合で見せたい」と意気込んだ。

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2019年10月25日のニュース