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木村翔 現役続行表明「もう一度、世界王者になりたい」

[ 2019年7月15日 05:30 ]

現役続行を表明した木村翔
Photo By スポニチ

 ボクシングの前WBO世界フライ級王者・木村翔(30=青木)が14日、東京・水道橋のボクシング用品店「rsc products」のイベントに参加し「もう一度、世界王者になりたい」と現役続行を表明した。昨年9月に田中恒成(畑中)に敗れて王座から陥落した木村は5月に中国で1階級下のWBA世界ライトフライ級王者カルロス・カニサレス(ベネズエラ)に挑戦も判定負け。進退を保留していた。

 0―3の判定で完敗したカニサレス戦を木村は「何も出来なかった。空回りさせられた」と振り返った。試合後にはカニサレスと直接話す機会もあり、「木村の試合の映像を何度も見て研究してきた」と聞かされた。

 「油断なのかな。向こうがチャンピオンなのに余裕を持ちすぎていた。自分に“甘さ”があったんだと思います。そんなに効いたパンチはなかったけど、自分もカニサレスを崩せなかったし…。足りないところもたくさん見つかったので、もう一回チャンスをもらえるように強くなるだけです。このまま不完全燃焼では終われないですから」

 中国のプロモーターの後押しもあり、再起を決意。すでにロードワークやフィジカルトレーニングを始めており、近くジムワークも再開する予定だ。階級については「ライトフライがダメだったとは言い訳したくないけど、もう一度フライで挑戦したい」とした。

 この日のイベントは「rsc products」と映画「ロッキー」のコラボレーションを記念した特別企画。木村もロッキーのようにはい上がるつもりだ。

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2019年7月15日のニュース