ボクシング汚すな!アミール・カーンがメイウェザーを批判 那須川天心と対戦へ
プロボクシングの元5階級制覇王者フロイド・メイウェザー(41)は昨年8月、総合格闘技UFCの現役王者(当時)コナー・マクレガーとボクシングで対戦し、KO勝利を収めた。
この試合でメイウェザーはプロボクシングの経験がないマクレガーと対戦。両者の実力差は明らかで、結果も周囲の予想通りになったが、次戦も本職がボクシングでない選手が相手。さいたまスーパーアリーナで大みそかに開催される格闘技イベント「RIZIN.14」で、キックボクサーの那須川天心(20=TARGET/Cygames)とボクシングで対戦することになった。
ボクサーが異なる競技の選手とボクシングで対戦。これを「ジョーク」と呼び、「ボクシングを汚している」とまで言うのは、プロボクシングの元スーパーライト級王者アミール・カーン(31)だ。メイウェザーとの対戦を望むも、叶わずにいるカーンだが、英国のデーリー・メール紙(電子版)が6日に掲載した記事の中で、次のように語っている。
「なぜUFCなどの格闘技が、人気の面でボクシングを凌ぐのか。それは格闘技の方がファンの見たいカードを提供しているからさ。メイウェザーのやっていることはジョーク。稼ぎのいい試合かもしれないが、ボクシングというスポーツを汚していると思わないかい?ファンはいい試合を見たいのに、メイウェザーは周囲がミスマッチと言うような試合ばかりしている」。
「キックボクサー相手にキックなしのルールでボクシング。マクレガーの時と同じではないか。メイウェザーはキックボクサー相手にボクシングで勝利し、周囲はこう言うのさ。“こんな試合をやるべきではなかった”とね。この試合に期待した人はガッカリして、ボクシングが嫌いになる。仮にボクシングでいいカードが提供されても、期待を裏切られた人たちはボクシングをジョークと考えているから、振り向きもしないだろうね」。