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WBSS消滅危機 財務的な問題で…米ボクシング専門誌報じる

[ 2018年12月7日 19:39 ]

 米国のボクシング専門誌「リングマガジン」(電子版)は6日、ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)がセカンドシーズン途中で打ち切りの危機にあると報じた。大会の出資者が出資比率を巡って対立し、財務的な混乱が深まっているという。

 WBSSは同一階級の最強王者を決める大会として昨年9月にクルーザー級とスーパーミドル級の2階級でスタート。セカンドシーズンはクルーザー級、スーパーライト、バンタム級の3階級で開催され、バンタム級トーナメントにはWBA世界バンタム級王者の井上尚弥(25=大橋)も参加。1回戦で位フアンカルロス・パヤノ(ドミニカ共和国)に衝撃の“70秒KO”で勝利し、準決勝に駒を進めている。

 その準決勝は2、3月に予定されているものの、3階級6試合すべての会場や日時が決まっておらず、プロモータらの間で準決勝が行われない懸念が広まっているとし、24選手中12選手のファイトマネーが未払いの状態だとも報じている。

 同誌は「これらの問題を迅速に解決できない場合、WBSSはセカンドシーズンの準決勝に到達する前に、崩壊してしまう可能性がある」と指摘した。

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2018年12月7日のニュース