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木村 異例、開催8日前の防衛戦発表も自信「調整できている」

[ 2018年7月20日 05:30 ]

WBO世界フライ級タイトルマッチ   王者・木村翔《12回戦》同級4位フローイラン・サルダール(フィリピン) ( 2018年7月27日    中国・青島市青島体育センター国信体育館 )

皮ごと食べられるバナナを食べ減量順調をアピールする木村(撮影・吉田 剛)
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 異例の開催8日前の世界戦発表にも木村翔(29=青木)は自信に満ちていた。新調したヴァンクールのスーツにラッキーカラーの黄色の革靴で会見に登場。「短い期間だけど、しっかり調整できているので勝つ自信はある。防衛して日本に戻ってきたい」と意気込んだ。オファーが届いたのが6月中旬。ドタバタのV2戦だが、中国開催、直前の決定は王座を獲得した1年前と似た状況だけにプラスに捉えている。

 世界王者になって「人生が180度変わった」という木村。昨年大みそかの初防衛戦後にはアルバイトをやめ、5畳のアパートから10畳の高層マンションに引っ越した。家賃は月5万円から約3倍になったが、「自分にプレッシャーをかけて頑張っていくため」と説明。練習に専念できる環境も整い、有吉会長が「今の木村だから急なオファーでも受けることができた」と認めるほどに成長した。

 相手は、13日に山中竜也を破りWBO世界ミニマム級王者となったビック・サルダールの兄で、「ザ・スナイパー」の異名を持つ。「最後は気持ちの勝負。そこは負けない」と豪語。24日には現地に向けて出発する。

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