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井上尚弥「人生のベスト尽くす」 日本からベルト到着し安ど「ついつい忘れちゃう」

[ 2017年9月8日 08:25 ]

井上尚弥(左)は挑戦者ニエベスとファイティングポーズ
Photo By スポニチ

 ボクシングのスーパーフライ級のトップ選手が集結した興行「SUPERFLY」(9日=日本時間10日、米カリフォルニア州カーソン、スタブハブ・センター)の最終記者会見が7日(同8日)、カーソン市内のホテルで開かれ、米国デビューするWBO世界スーパーフライ級王者・井上尚弥(24=大橋)が出席した。

 報道陣170人以上が詰めかけた中、井上尚は興行を主催するK2プロモーションズのトム・ロフラー代表からMLBドジャース・前田健太投手のニックネーム入り「マエケン」Tシャツをプレゼントされ、「ビックリした」。壇上では「ここ米国で、米国のファンの前で試合できることに凄く興奮している」と日本語であいさつし、「あさって(9日)は、またここ米国で試合ができるように、人生のベストを尽くして頑張ります」と意気込みを述べた。

 会見には井上尚の6度目の防衛戦で対戦する同級7位のアントニオ・ニエベス(30=米国)らも出席。会見後、井上尚はニエベスと向かい合って顔をつき合わせる「フェースオフ」のあと、ガッチリと握手。挑戦者について「調子が良さそうで、いい目つきをしていた。気が抜けない」と警戒した上で、「相手は少し背が高いぐらいで(体格は)予想どおり。挑戦者の気持ちに負けないように、あさってはしっかりコンディションをつくりたい」と意気込んだ。

 会見では元4階級制覇王者ローマン・ゴンサレス(30=ニカラグア)や現WBC同級王者シーサケット・ソールンビサイ(30=タイ)、元WBC同級王者カルロス・クアドラス(29=メキシコ)、元世界フライ級王者ファン・フランシスコ・エストラーダ(27=同)らと同席。「気持ちが入る。負けられない気持ちはした」と言いながらも、緊張した様子はなく「会見は日本と変わらない」と頼もしく話した。

 実は渡米時にチャンピオンベルトを忘れ、会見直前に手元に届けられたばかり。「届いて良かった」とホッとした表情を見せる一方で、「ベルトがあるからチャンピオンというわけじゃなく、ベルトはおまけみたいなもの。そういう意識があるから、ついつい忘れちゃう」と苦笑した。

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