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棚橋 内藤を破り3年2カ月ぶりに王座「まだ死んでない。俺は生きているから」

[ 2017年6月12日 00:00 ]

新日本「DOMINION」 ( 2017年6月11日 )

 IWGPインターコンチネンタル選手権は棚橋が内藤を破り、14年4月以来3年2カ月ぶりに王座に返り咲いた。

 右腕を負傷し前シリーズを欠場。復帰して即タイトル戦に王者の内藤は「棚橋びいき」の会社に不満を抱いていた。それでもタイトル戦は決定。この日の対決となった。

 右腕にサポーターを巻いて登場した棚橋が先制攻撃。場外で内藤に痛む右腕でエルボーを打ち込む。内藤も反撃。鉄柵に棚橋の右腕を打ちつける。10分すぎに、場外へ落とした内藤にコーナーの上からハイフライフロー。リングに戻ると王者の内藤が意地を見せる。右腕を再び狙う。張り手合戦。棚橋のダルマ式ジャーマンは内藤がカウント2ではね返す。スリングブレイド連発からコーナーに。インターコンチネンタル王者といえば、かつてライバルだった中邑の象徴的なベルト。その思いを乗せるように中邑のポーズを見せてのハイフライフロー。しかし、内藤もカウント2で返す。勝負とみた棚橋はこん身のテキサス四つ葉固めで締め上げる。25分56秒、内藤がギブアップ。「久しぶりなので言わせてください。愛してます」と大歓声に包まれた。

 試合後、「まだ死んでない。俺は生きているから」とベルトは巻いたまま、机の上に横たわる。「休場明けの横綱が強いように故障明けのホームランバッターがホームランを打つように少し休んでもエースはエース」と自画自賛。白いベルトを見ながら「きょう久しぶりに腰に巻かれることによって今回の役目が与えられた」と笑顔を見せた。

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2017年6月11日のニュース