アマのベトナム王者が5・1プロデビュー「ドキドキしている」
アマチュアボクシングでベトナム王者になった経験を持つグエン・ゴック・ハイ(27)が5月1日、東京・後楽園ホールで行われるウエルター級4回戦でプロデビューする。
元全日本バンタム級新人王の尾島祥吾氏が15年にベトナム・ホーチミン市に開設した「サムライボクシングジム」で練習を積んでおり、尾島氏が現役時代に所属した川崎新田ジムの興業に出場することが決まった。日本ボクシングコミッション(JBC)によると、ベトナム人選手が日本のプロのリングに上がるのは13年ぶりという。
グエンは1993年2月生まれ。当初は体力強化のためにボクシングを始め、試合を重ねるうちに好きになったという。プロがないベトナムではライトウエルター級国内王者になるなど、アマ戦績は12勝4敗。昨年来日して、川崎新田ジムの興業でスパーリングを披露した。日本ミドル級王座統一戦・西田光(川崎新田)―胡朋宏(横浜光)の前座でセミファイナルに登場するデビュー戦では、為田真生(REBOOT)と対戦。30日に東京都文京区のJBCで行われた前日計量はリミットより1・7キロも軽い64・9キロでパスし、「初めてのプロの試合にドキドキしている。勝つ気持ちを持って試合に出たい。将来はチャンピオンになりたい」と抱負を語った。
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