久保が11回TKOで新王者に WBAスーパーバンタム級
世界ボクシング協会(WBA)スーパーバンタム級タイトルマッチ12回戦は9日、大阪市のエディオンアリーナ大阪で行われ、世界初挑戦で同級8位の久保隼(真正)が王者のネオマール・セルメニョ(ベネズエラ)に11回5秒でTKO勝ちし、新王者となった。
久保は7回にダウンを喫したが、粘り強く有効打を重ねて試合を進めた。11回開始直後、王者が棄権の意思を示した。
27歳の久保は12戦全勝(9KO)。37歳のセルメニョは34戦26勝(15KO)6敗1分け1無効試合。日本のジムに所属する男子の世界王者は10人となった。
久保隼の話 7回に倒されてしまったが、そこまでダメージはなかった。(11回は)行かなあかんと腹をくくったら、相手が来なかった。勝って終われて良かった。
▼セルメニョの話 体力が限界にきていた。手にも力が残っていない。目の下の傷も気になったし、疲労感が強かった。減量がきつかった。久保はとてもいいボクサーだ。
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