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井岡 敵地マカオでも統一戦OK WBO王者と「チャンスあれば」

[ 2017年1月3日 05:30 ]

防衛一夜明け会見で、V4を左手で表現する井岡
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 昨年大みそかに4度目の防衛に成功したボクシングのWBA世界フライ級王者の井岡一翔(27=井岡)が1日、大阪市内の所属ジムで記者会見した。今年の目標として「この階級で最強を証明したい。会長も僕の思いを分かっている。その時はそう遠くはない。フライ級で統一王者になる準備はできている。2017年に統一戦をしてチャンピオンになりたい」と強い意欲を示した。井岡一法会長も実現に向け「動いていく」と力強く約束した。

 標的はWBO世界フライ級王者の鄒市明(ゾウ・シミン)(35=中国)。08年北京五輪、12年ロンドン五輪の金メダリストで、アジア大会、世界選手権でも優勝経験のある難敵だが、井岡は「チャンスがあれば、海外でも」と敵地・マカオでの防衛戦も辞さない覚悟。逆風の中でも勝ち切れるよう、さらなる強化を進めていくことになる。

 大みそかの防衛戦では挑戦者スタンプ(タイ)から序盤にダウンを喫しながら、7回TKOで防衛に成功。「攻撃の質は上がっている。ディフェンス面を見直したい」と冷静に分析。そのうえで「ここまできたら」と、具志堅用高が持つ日本人1位の世界戦勝利数「14」の更新も射程に入れた。

 防衛戦後は、歌手でタレントの婚約者、谷村奈南に連絡したことを明かし「めっちゃ喜んでくれました」と笑顔を見せた。最愛のパートナーとの結婚に花を添える意味でも、統一王者の称号は必ずや手に入れてみせる。 (水口 隆博)

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2017年1月3日のニュース