ソーンダース　初防衛成功も表情冴えず「ゴロフキン戦なんて言えない」

　プロボクシングのＷＢＯ世界ミドル級タイトルマッチ１２回戦は３日（日本時間４日）に英国のペイズリーで行われ、王者のビリー・ジョー・ソーンダース（２７＝英国）が同級１０位の挑戦者アルツール・アカボフ（３０＝ロシア）を３―０の判定で下し、初防衛に成功した。スコアカードは１１６―１１３、１１６―１１２、１１５―１１３。

　ソーンダースはこれで２４戦全勝１２ＫＯ。初防衛の余韻に浸りたいところだが、前半はアカボフに主導権を握られる場面もあり、本人はこの日のパフォーマンスに納得していない。試合後には「お金を払って見に来てくれたファンに謝りたい。酷い内容だった」とコメント。「ゴロフキンやアルバレスと対戦したいなんてとても言えないね。恥ずかしいよ」と肩をすくめた。一方、健闘を見せたアカボフの戦績は１８戦１６勝（７ＫＯ）２敗。