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小国以載、大みそか世界初挑戦「負けたら引退ぐらいの意気込みで」

[ 2016年11月15日 15:46 ]

試合前から報道陣を買収!?「100万円メモ帳」を配る小国以載

 ボクシングの角海老宝石ジムは15日、東京都豊島区の同ジムで会見を開き、IBF世界スーパーバンタム級5位の小国以載(28=角海老宝石)が大みそかに島津アリーナ京都で同級王者ジョナタン・グスマン(27=ドミニカ共和国)へ挑戦すると正式発表した。WBA世界フライ級王者・井岡一翔(27=井岡)の4度目の防衛戦と同じ興業に組み込まれる。

 元日本、東洋太平洋同級王者の小国は18勝(7KO)1敗1分けで世界初挑戦。グスマンは7月に大阪で和気慎吾(古口)にTKO勝ちしてIBF同級王座を獲得し、23戦22勝(22KO)1無効試合の戦績を誇る。小国は「相手はほぼパーフェクトレコード。周囲からは不利と言われているが、やってみないと分からない。必ず勝って世界王者になります」と意気込みを示した。兵庫県赤穂市出身で、神戸市内のジムから東京の角海老宝石ジムへ移籍してから関西での試合は初めて。「応援が多く来てくれるので、関西に決まってうれしい。久しぶりに試合を見る人もいると思う。久しぶりなのに負けるのもアレなんで、いいところを見せたい」と笑ったが、「13年間やってきたことをぶつける試合と思っている。負けたら引退?それぐらいの意気込みでやっている」と覚悟も口にした。

 既に10月にフィリピン人パートナー2人とのスパーリングを2週間で計65ラウンド行い、今月上旬には石垣島へ3泊4日の合宿へ出かけ、一日20キロ走り込んでスタミナをつけた。今後はキューバ人選手を招へいしてのスパーも予定している。テレビ観戦した和気戦のグスマンについて「怖いすね。パンチ力もスピードも全て自分より上回っている」と印象を口にした上で「ハイリスクですけど、勝った場合はハイリターンがある。そっちの方が楽しみ。8対2で不利と思っているけど、2割あれば十分。練習や対策でひっくり返したい。最終的には6対4で有利になればいいと思う」と話した。

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2016年11月15日のニュース