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小関 国内最多17度目の防衛!階級アップも視野

[ 2016年11月12日 05:30 ]

WBC女子世界アトム級タイトルマッチ10回戦 ( 2016年11月11日    後楽園 )

4回TKO勝ちで17度目の防衛に成功した小関(中)

 34歳の王者・小関が国内最多記録を自ら更新する世界王座17度目の防衛に成功した。世界初挑戦の32歳、日向野を序盤から圧倒して4回36秒TKO勝ち。日本ボクシングコミッション(JBC)による女子公認後の戦績を21戦20勝(9KO)1分けとした。

 愚直に前進してきた挑戦者をレフェリーストップ勝ち。小関は「(相手が)もらい慣れして長引いたらヤバいかもと考えたので、その前に終わってよかった」と息をついた。防衛戦は昨年10月以来1年1カ月ぶり。ようやく名乗りを上げた相手がキャリアの浅い日向野とあって「ひどい試合をしたら、この先何も見えないと思っていた」と打ち明けた。

 防衛17度は4団体統一ウエルター級王者ブレークフス(ノルウェー)が持つ女子世界最多記録の18度に次いで2位。「また防衛戦が決まらない状況が続くなら違う方向も考えないと」と階級アップを視野に入れる一方、「愛着のあるWBCのベルトをわざわざ手放すのは寂しい」と悩める胸中を明かした。

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2016年11月12日のニュース