×

亀田和毅、協栄ジムと所属契約 日本復帰戦「なるべく早い時期に」

[ 2016年10月7日 14:29 ]

握手をかわす亀田興毅氏(右)と金平会長
Photo By スポニチ

 ボクシングの協栄ジムは7日、亀田3兄弟の三男で元WBO世界バンタム級王者の亀田和毅(25)と所属契約を結び、日本ボクシングコミッション(JBC)に今後ライセンス申請を行うと発表した。

 亀田和は13年12月の次男・大毅の「負けても王座保持」問題で亀田ジムがJBCから活動停止処分を受けて以来、日本で試合ができない状態となっていた。協栄ジムの金平桂一郎会長によると、東日本ボクシング協会に亀田和から移籍願が出たことを受け、元3階級制覇王者で亀田プロモーション社長の亀田興毅氏(29)に連絡したところ、亀田興氏から「日本のリングでやらせたいので協栄ジムで預かってほしい」との申し出があったという。

 東京都新宿区の協栄ジムで亀田興氏とともに会見した金平会長は「(亀田和は)所属ジムが決まった今、書類に不備なくJBCに申請すればライセンスがすみやかに発行されると思っている。なるべく早い時期に試合を実現させたい」とコメント。亀田興氏と大毅氏はかつて協栄ジムに所属しており、「ジムのOBだから支援するのはあたりまえ」と説明した上で、「(協会から除名された)亀田ジムの再建もあるべきと思っている」と話した。亀田興氏は「まだ25歳だし、ちょうど脂が乗った時期。強い和毅のボクシングを日本のファンの前で披露できることになって純粋にうれしく思う」と話した。現在、亀田和は10月15日にメキシコで予定している試合へ向けて米ラスベガスで合宿中。亀田興氏によると「日本で試合できることになるならうれしい。来るべき時に向けて一生懸命頑張る」と話しているという。現在もバンタム級でWBA4位、WBC9位にランク入りしており、金平会長は「できれば大きな舞台に上げてあげたい」と語った。

 協栄ジムと亀田兄弟はファイトマネー未払い問題で裁判で争ったこともあるが和解。金平会長は「頭に来ることもあったが、だからこそ分かり合う気持ちもある」と説明した。この件について、JBCの秋山弘志理事長は「申請してきた段階で受け付ける。普通に扱うべき。その後どうするかは今後JBCで協議する」との見解を示した。

続きを表示

2016年10月7日のニュース