タイソン氏　テニス会場で問題行動？売店のアイスを無銭で持ち去る

テニスの全米オープンを観戦するマイク・タイソン氏　（ＡＰ）

　プロボクシングの元ヘビー級王者、マイク・タイソン氏（５０）がテニスの全米オープンの会場でちょっとした話題をメディアに提供してしまった。

　米国のニューヨーク・ポスト（電子版）が８月３０日に伝えたところによると、タイソン氏は娘とともにアーサー・アッシュ・スタジアムで行われた男子シングルス１回戦、ジョコビッチ―ヤノヴィッツの試合を観戦中に売店を訪問。そこで５ドル５０セント（約５７０円）のアイスクリームをあたかも自宅の冷凍庫にあるものと同じように手にすると、支払いをせずに立ち去ってしまったという。

　店員は「すみません。お勘定をお願いします」と声をかけたが、タイソン氏は無視して観客席へ戻ってしまったとのこと。報告を受けた責任者は「ああ、タイソンか。別にいいよ」と特にこの件を問題にしなかったそうだ。店員の一人はこう語る。「“ウソだろ”というかんじでしたよ。あのタイソンがアイスクリームをお金を払わずに持ち去るのですから。その光景を目にした私にどうしろと言うのですか？彼と戦えとでも？」。

　ただ、タイソン氏の広報によれば、これは誤解とのこと。テニスファンの娘のためにあれこれ動いていた元王者は、大会の主催者にあとでアイスクリームの代金を支払うつもりでいたようで、実際に５ドル５０セントは売店に渡ったという。