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村田諒太 ラスベガスから帰国「この2週間で体の下地が凄くできた」

[ 2016年6月24日 20:35 ]

ラスベガスでのスパー合宿を終えて帰国した村田

 ボクシングのロンドン五輪ミドル級金メダリストでWBC同級4位の村田諒太(30=帝拳)が24日、約2週間の米ラスベガスでのスパーリング合宿を終えて成田空港着の航空機で帰国した。

 ラスベガスでは村田が契約する米トップランク社のジムの選手に加え、元5階級制覇王者フロイド・メイウェザーのジムの選手2人も呼び、計4人を相手に35ラウンドのスパーを消化。足を使う選手やスピードのある選手などそれぞれ異なるタイプを相手にし、「有名じゃないけど、いい選手たちでした。この2週間で体の下地が凄くできた。腕回りもデカくなったし、体重も順調で、(試合へ向けて)いいスタートが切れた」と充実の笑みを浮かべた。

 現地では2週目に最高気温が42度に達する日もあり、「暑かったです」と苦笑。それでも従来は日によって波があったスパーの内容が安定していたそうで、「崩れなくなった。きょうはめちゃくちゃダメという日がなかった」とレベルアップの手応えを得た。出発前は左のパンチを課題に挙げていたが、パートナーは右に体を傾けてディフェンスする選手が多く、左から崩す練習にも恵まれたという。「試合で使えるかどうかは分からないけど、練習の打開では良くなっているのかなと思う」と話した。

 1カ月後の7月23日にはラスベガスの“聖地”MGMグランドガーデンアリーナでベテランのジョージ・タドニパー(37=米国)とプロ11戦目を行う。会場のMGMも視察した村田は「気持ちは上がった。ラスベガスはメイン(イベント)じゃない限りお客さんが入らないけど、今回は少し顔が売れればいい。いつかMGMのメインで(試合が)できればいい」と静かに意気込んだ。週明けからはメキシコ人パートナー3人を相手に、昨年11月以来自身2度目となるラスベガスでの試合へ仕上げていく。

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2016年6月24日のニュース