×

村田に“無傷指令” 7月ベガス戦へダメージ残さない

[ 2016年5月14日 05:30 ]

公開計量に臨んだ村田(右から2人目)とペドロソ(同3人目)

73・4キロ契約 WBCミドル級6位・村田諒太VSフェリペ・サントス・ペドロソ

(5月14日 香港コンベンション&エキシビション・センター)
 前日計量が13日に行われ、プロ10戦目に臨むロンドン五輪ミドル級金メダリストの村田諒太(30=帝拳)は73・0キロ、フェリペ・サントス・ペドロソ(28=ブラジル)は72・0キロでパスした。

 過去KO負けがない相手と初対面した村田は「絶対、いいヤツですね。逆に言うと真面目なヤツの方が諦めないので、タフな試合を覚悟している」と話した。

 村田は7月23日に米ラスベガスで11戦目を行うことが内定。米トップランク社は元アマレス選手のジョージ・タドニパー(37=米国)との対戦を発表しているが、出場には10戦目をクリアする必要がある。同社のボブ・アラム・プロモーターは計量会場を訪れ、「7月にラスベガスでビッグな興行がある」と念押しして村田を激励。帝拳ジムの本田明彦会長も今後について「まずは今回の試合が終わらないと」と話しており、両者から“無傷指令”が出た形だ。

 ミドル級はWBA・IBF王者ゴロフキン(カザフスタン)とWBC王者アルバレス(メキシコ)の統一戦が計画され、アラム氏は村田の世界挑戦が来年にずれ込むことを示唆。ケガをすれば世界戦の機会はさらに遅れる。「相手はガードが堅い。序盤から倒しにいってパンチをもらったら意味がない。しっかり組み立てて3回以降に出ていこうかな」。村田も慎重に戦う方針を示した。

続きを表示

2016年5月14日のニュース