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三好喜美佳 女子史上初の東洋太平洋3階級制覇に挑戦「世界への道」

[ 2016年4月16日 13:55 ]

史上初の東洋太平洋3階級制覇に挑む三好喜美佳(右)とタイトル初挑戦のカイ・ジョンソン(左)。中央は川崎市多摩区の観光大使に任命された川崎新田ジムの新田会長

 川崎新田ジムは16日に会見を開き、東洋太平洋女子スーパーフェザー級王者の三好喜美佳(32)が6月7日、東京・後楽園ホールで東洋太平洋女子フェザー級王座決定戦に出場すると発表した。対戦相手はカイ・ジョンソン(34=竹原&畑山)で、通算3度目の対戦。勝てば女子では史上初の東洋太平洋3階級制覇となる。

 元東洋太平洋女子バンタム級王者の三好は3月6日に水谷智佳(34=宮田)を破ってタイトルを奪取し、3階級上げての2階級制覇を達成。「3階級制覇にチャレンジできるのは大変うれしい。達成すれば世界にアピールできるので、早く世界チャンピオンになれる道かなと思う」と話した。カイ・ジョンソンには過去2戦2勝ながら昨年11月の対戦は2―1の判定勝ち。「すっきりしていないので明白な勝利がしたい。独特なリズムがあるので、それに乗ってしまうと相手のペースになってしまう。自分のペースにすることで勝率が上がる」と見通しを口にした。選手数が少ない女子は複数階級の王座を保持できるケースが多く、三好にはスーパーフェザー級で世界挑戦する可能性も出ているだけに、川崎新田ジムの新田渉世会長(48)は「スーパーフェザーのタイトルを保持した方がいいかもしれないので、ルールがどうなっているかを確認する」と現タイトルを返上するかどうかは未定とした。

 一方のカイ・ジョンソンは14年6月にモデルボクサーの高野人母美(28=協栄)を5回TKOで破ったことがあり、今回が初のタイトル挑戦。過去2敗の三好については「無尽蔵のスタミナとダンプカーのような馬力がある」と評し「3度目の正直で次こそ倒します」と意気込んだ。目指す決着について三好が「最終的にはKOで決めたい」と話すと、「判定で」と返して周囲を笑わせた。

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2016年4月16日のニュース