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商社マン王者・木村の挑戦者は公務員「勝つ確率100%」と自信

[ 2016年2月27日 11:03 ]

木村に挑戦するため来日したロペス

 WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ(3月4日、島津アリーナ京都)で王者・木村悠(帝拳)に挑戦する同級5位のガニガン・ロペス(メキシコ)が27日朝、成田空港着の航空機で来日した。

 日本での試合は東京・後楽園ホールでウィサン・ソー・スチャンヤ(タイ)に7回TKO勝ちした07年4月以来9年ぶり。都内のホテルに到着後、さっそく周辺をランニングして調整したロペスは「調子はいい。日本で食べたいものはラーメンとかチャーハン、焼き肉。減量は心配していないし、十分食べられる」と順調な仕上がりを強調した。

 木村については王座を奪取した昨年11月のペドロ・ゲバラ(メキシコ)戦をテレビ観戦。「いいボクサーだと思う。動きも速いし、そこそこなんじゃないか」と評した上で、「あの戦い方をやってくれるなら問題ない。自分が勝つ確率は100%だ。メキシコ人らしく12ラウンド攻め続ける」と自信たっぷりに話した。

 昨年まではボクシング一本で生活していたが、今年から地元・メヒコ州アメカメカ市の役所にスポーツ部の部長として勤務。スポーツ大会のコーディネートなどが仕事内容で、試合直後の3月6日には地元のポポカテペトル火山の山麓を走るマラソン大会の運営に携わるという。「市長が応援してくれているので両立できている」とロペス。世界王者となった後も商社に勤務している木村との試合は「商社マンVS公務員」の構図となる。

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2016年2月27日のニュース