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山中の挑戦者リオスが練習公開「日本人のプライドをズタズタに」

[ 2016年2月26日 15:26 ]

 ボクシングのWBC世界バンタム級タイトルマッチ12回戦(3月4日、島津アリーナ京都)で王者・山中慎介(帝拳)に挑戦する同級3位で前WBA世界スーパーフライ級王者のリボリオ・ソリス(ベネズエラ)が26日、東京・新宿区の帝拳ジムで練習を公開した。25日に来日したソリスはスパーリングは行わず、ロープ跳びを30分以上行って汗をかいた後、サンドバッグやパンチングボールを打って調整した。

 前回来日した13年12月のWBA・IBF世界スーパーフライ級王座統一戦では体重超過で前日計量をクリアできず、やけになってコーラをがぶ飲み。試合では亀田大毅に判定勝ちし、「負けても王座保持」問題で亀田3兄弟が事実上の国内追放となるきっかけをつくった。しかし、1階級上げた今回は「あと3ポンド(約1・4キロ)なので全く問題ない」と調整には自信がある様子。

 山中について聞かれると、来日時と同じように「神の左と言われているようだが、彼のニックネームにガラスのアゴというのも付け加えてくれ。すごく弱いアゴを持っているから、ハードパンチャーのパンチを受ければぐらつくと思う」と挑発し「彼もKOすると言ってる?おお、怖え。でも、来るなら来い。必ずタイトルを奪ってやる」と意気込みを示した。

 自己申告によるとサウスポーとは過去3回戦って3勝しているそうで、過去にKO負けがないことについても「俺のアゴが強いと言われている。過去に2度ダウンしたが、その1人が河野公平だ」と説明した。

 過去2度の来日では河野と亀田大に2戦2勝。「河野はパワーがあって一番恐怖を感じた」と評価する一方、「大毅戦は散歩のようなもの」とこき下ろし、計量失敗についても「過去のことなので胸を張りたい」と悪びれる様子はなかった。「今回はしっかり体重を合わせてきた。山中で3人目の日本人選手を倒せば、日本人のプライドをズタズタにできる」と不敵に笑った。

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2016年2月26日のニュース