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村田、30日に上海でプロ9戦目 相手はスペイン語圏ミドル級王者

[ 2016年1月8日 15:25 ]

ファイティングポーズを決める村田

 ボクシングの12年ロンドン五輪ミドル級金メダリスト、村田諒太(29=帝拳)が今月30日に中国・上海でプロ9戦目となるノンタイトル10回戦を行うことが決まり、8日に発表された。

 相手はWBCスペイン語圏ミドル級王者のガストン・アレハンドロ・ベガ(32=アルゼンチン)で、36戦24勝(10KO)10敗1分け1無効試合の右ボクサーファイター。昨年、世界初挑戦して失敗したライトフライ級の五輪2大会連続金メダリスト、鄒市明(ゾウ・シミン、34=中国)の再起戦の前座で行われる。

 プロデビューから8戦全勝でWBCミドル級4位、IBFは同級5位にランクされる村田だが、昨年11月の米ラスベガスデビュー戦は不良消化の判定勝ち。東京・神楽坂の帝拳ジムで開いた会見では「重心が凄く後ろに下がっていた」と分析した上で、「どこかに金メダリストの立場を守りたいという姿勢があったと思う。いつまでも下がっているんじゃなくて、これから新しい自分を築いていけたら」とリオ五輪の年にリスタートを切ることを宣言した。

 発表会見後に行われた公開練習では、スパーリングでメキシコ人のパートナーに強烈な右ストレートを打ち込むなど圧倒。相手が大きなダメージを受けたため、2ラウンドを予定していたスパーリングは1ラウンドで打ち切られた。

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