×

田口“大人の戦い”見せる カウンターで2連続KO防衛目指す

[ 2015年12月23日 05:30 ]

スパーリングする田口

WBA世界ライトフライ級タイトルマッチ 王者 田口良一―同級7位 ルイス・デラローサ

(12月31日 大田区総合体育館)
 WBA世界ライトフライ級王者・田口が“大人のボクシング”で2連続KO防衛を目指す。V2戦へ向け22日に練習を公開し「ラフなファイター」というデラローサ対策としてカウンターで仕留める構想を明かした。

 「結構(パンチを)振ってくる相手。カウンターのタイミングは練習してきたし、バッチリ決まれば絶対に倒れる」

 田口の信条は打ち合いで「昔はどんどん中へ入ってボディーから崩していた」。だが、元2階級制覇王者・八重樫東(大橋)とのスパーなどでコンビネーションを学び、スタイルが徐々に変化。「勢いはなくなったけど老かいさ、うまさは出てきた」と自覚している。今月1日で29歳になった。「もっと大人になっていると思っていた。考え方も子供っぽいし、想像していたのと違う」。朝のロードワークで走り過ぎ、練習中にミット打ちで左足がつって「調子に乗っちゃいました」と頭をかいたが、がむしゃらな戦い方はもう卒業。同級の八重樫やWBC王者・木村悠(帝拳)ら国内有力選手とも「いずれやると常々思っている」王者にとって、成長を証明するリングとなる。

続きを表示

2015年12月23日のニュース