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具志堅の弟子VSグシケンの弟 王者父が大ファンで姉に命名

[ 2015年11月24日 05:30 ]

練習を視察した具志堅会長(右)とポーズをとるクアドラス

WBC世界スーパーフライ級タイトルマッチ 王者カルロス・クアドラス―同級2位・江藤光喜

(11月28日 ゼビオアリーナ仙台)
 WBC世界スーパーフライ級王者カルロス・クアドラス(27=メキシコ)が都内で練習を公開した。帝拳ジムの契約選手で日本のリングは約2年ぶりだが、世界王者として立つのは初めて。「江藤はハートの強い選手で前へ前へと出てくる。でも、日本での試合は常にKOで勝ってきた(5戦5KO)ので今回もKOで勝ちたい」と意気込んだ。

 挑戦者の江藤を指導する元WBA世界ライトフライ級王者・具志堅用高氏が視察に訪れたが、王者は嫌がるどころか大喜び。「ハジメマシテ」と日本語であいさつした。実は元アマ選手の父ロサリオさんが現役時代の具志堅氏の大ファンで、クアドラスの姉を「グシケン」と名付けたという。当初は男の子に付ける予定だったそうで「僕が先に生まれていたら僕がグシケンだった。会えたのは誇り。パパに電話しなきゃ」と笑顔を見せた。

 グシケンさんは今回来日しないそうだが、“グシケンの弟”が“具志堅の弟子”と対決する構図には具志堅氏も「面白いね。お姉さんに会ってみたいね」と興味津々。しかし、王者が練習で軽快な動きを見せると「スピードがあるし、動きも実にいい。ガードも良くなってきた。いきなり倒しにいくのは難しい」と警戒感をあらわにした。

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2015年11月24日のニュース