粟生に世界再挑戦チャンスも 来日中のWBO会長が意向示す
来日中のボクシングWBO、フランシスコ・バルカルセル会長は8日、都内で会見し、5月のWBO世界ライト級王座決定戦(米ラスベガス)で2回KO負けした粟生隆寛(帝拳)について言及した。
相手のレイムンド・ベルトランが体重超過で計量に失敗し、試合後のドーピング検査でも陽性反応を示した。現在はランキングからも外され、試合後に外れた粟生が8位にランクインしている。バルカルセル会長は「相手の体重超過やドーピング違反は許されることではない。粟生にはタイトル戦のチャンスを考えています」と世界挑戦の機会をつくる意向を示した。
11日にはWBO同級王座決定戦で1位フラナガンと2位セペダが対戦予定。新王者が決まれば初防衛戦は6位マグダレノが指名挑戦者となっているという。バルカルセル会長は「このような中で(4位の)ペトロフと粟生が戦うことが考えられる」と話しおり、その勝者に世界戦のチャンスがめぐってくることが考えられる。同会長は「WBOの10月の総会で話が出ると思う」と話した。
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