「激闘王」八重樫が再起戦へ…打ち合い捨て「機動力生かす」
スーパーフライ級8回戦 八重樫東―ソンセンレック・ポースワンジム
(5月1日 大田区総合体育館)
ボクシングの元世界2階級制覇王者の八重樫東(32=大橋)が横浜市内で再起戦に向けたスパーリングを公開し、元東洋太平洋ミニマム級王者の原隆二を相手に軽快な動きを見せた。
激闘王が打ち合いを捨てた。世界戦に2連敗して、自分のスタイルを見直した結果、「最近はファイター寄りになっていた。距離を取ったり、駆け引きしたりして、自分の機動力を生かすボクシングをしたい」と語った。今回はライトフライ級からスーパーフライ級に2階級上げ、相手のパンチ力は脅威になる。アマチュア出身で、もともとはヒットアンドアウェーが得意。原点に返ってボクサースタイルを取り入れる考えだ。減量はわずか5キロ。「重い階級の不安があるけれど、ナチュラルなコンディションで戦えるので楽しみ」と新たな階級での勝負を心待ちにしていた。
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