過去２００万円時計も…山中　Ｖ８ご褒美は「自由軒カレー」

勝ったら「自由軒」にカレーを食べにいくと笑顔の山中

ＷＢＣ世界バンタム級タイトルマッチ１２回戦 王者・山中慎介―同級７位ディエゴ・サンティリャン

（4月16日 大阪府立体育会館）
　ＷＢＣ世界バンタム級タイトルマッチの予備検診が大阪帝拳ジムで行われ、王者山中慎介は挑戦者サンティリャンを身長で１０センチ上回りリーチでは０・５センチ劣った。長い腕を振り回すアッパーは脅威になるが８度目の防衛戦となる王者は「数字は気にしない」と余裕の表情。「コンディションは良すぎるくらいいい」と仕上がりに自信を示した。

　勝った時のご褒美を早くも決めた。前日大阪入りして宿舎近くを散歩していると、大阪のカレーの名店「自由軒」を発見。生卵の載った６８０円の「名物カレー」が人気の店だ。以前から気になっており、過去２度大阪で試合を行った時にはタイミングが合わず行けなかっただけに「お目当てのカレー店を見つけてテンションが上がった。運命やなと。終わったら行きますよ」と話した。過去には試合後に約２００万円のスイスのＩＷＣ社の高級腕時計を買ったこともあるが、今回は庶民的なご褒美で気持ちを高めている。