村田　５・１初世界ランカー戦！ＫＯ宣言「根性試しになる」

プロ７戦目で初の世界ランカーとの対決が決まった村田

ミドル級ノンタイトル戦 ＷＢＣ同級８位・村田諒太　ＶＳ　ＷＢＯ同級１４位　ドウグラス・ダミアン・アタイジ

（5月1日 大田区総合体育館）
　ロンドン五輪ボクシングミドル級金メダリストの村田諒太（２９＝帝拳）は、５月１日のプロ７戦目で初めて世界ランカーと対戦する。相手はＷＢＯ世界１４位のドウグラス・ダミアン・アタイジ（２４＝ブラジル）。会見した村田は「相手は凄くパンチを振ってくるし、身長も高くて危ない選手かなと思う。ジャブで逃げたりせず、倒しにいきたい。自分の根性試しになる」とＫＯ勝利を誓った。

　今年は世界戦へ向けた勝負の年と位置づける。最近２試合はＫＯを逃し「プロに入って一発のパンチをもらって終わるというところに注意を払いすぎて、負けられないスタイルになっていた」とよそ行きの戦いに納得がいかなかった。それだけに「自分は前に出て勝ってきた。本能のままにやって勝てたら納得する。殴り合って何としても勝つという強い気持ちで練習も試合もできたらいい」と世界ランカーが相手でも自分のスタイルを貫いて倒しにいく。

　プロ１５戦のアタイジの唯一の黒星は、薬物を使用したことによる反則負け。決して楽な相手ではないだけに「根性と実力を試すのにいい。自分自身に期待している」と気合を入れた。決戦に向け、今月末からスパーリングを開始する予定だ。