和毅　来春にも階級上げ「ビッグマッチ」ベガスで希望

２度目の防衛から一夜明けた亀田和毅（ラスベガスのＭＧＭグランドで）

　ＷＢＯ世界バンタム級王者の亀田和毅（２３）はラスベガスでの２度目の防衛成功から一夜明けた１３日、来春にもスーパーバンタム級に上げてビッグマッチを狙うプランを明かした。

　減量苦のため早期の階級変更を望んでいたが、減量方法を改善して世界戦初のＫＯ勝ちを収めたことで「あと１、２戦はいける」と年内は現階級にとどまる予定。さらに海外での知名度を上げ「スーパーバンタムの方が名前のある選手が多い。来年の春か夏に階級を上げて、ラスベガスでビッグマッチをやりたい」ともくろむ。

　スーパーバンタム級には五輪金メダリストでＷＢＡ・ＷＢＯ王者のギジェルモ・リゴンドー（キューバ）、２階級を制したＷＢＣ王者レオ・サンタクルス（メキシコ）ら大物がいる。中でもサンタクルスは今回の興行を主催したオスカー・デラホーヤ氏のゴールデン・ボーイ・プロモーション所属。和毅はデラホーヤ氏から高く評価されただけに対戦チャンスはありそうで「タイミングが来たら、こっちからオファーを出したい」とした。

　今後に向けては「いいイメージを忘れないうちに、３日ぐらい休んで練習を再開したい」と意欲十分。テレビの取材などでメキシコに約１週間滞在してから帰国する予定だ。