山中が公開スパー　足使う相手に中盤以降で勝負

都内で練習を公開したＷＢＣ世界バンタム級王者の山中

ＷＢＣ世界バンタム級タイトルマッチ 王者・山中慎介―同級８位アルベルト・ゲバラ（メキシコ）

（11月10日 東京・両国国技館）
　５度目の防衛戦に臨む王者・山中は、都内で２ラウンドのスパーリングを公開した。

　今回は「どう捉えるか」をテーマに練習を積んできた。挑戦者のゲバラは足を使って動く選手で、世界戦５戦中４ＫＯの王者をもってしても仕留めるのは難しい相手。「深追いしすぎてもいけない。徐々に詰めていく」と、攻め急がず、相手の動きが鈍る中盤以降に勝負に出る作戦だ。

　前戦から中３カ月と間隔は短いが、調整は順調。今回は三井住友銀行グループのモビットがスポンサーにつくことが決まり、注目度も増している。「神の左」を持つ男は「最終的にはＫＯで勝ちます」と自信を示した。