ロンドン金の村田　２５日デビュー戦「しっかり勝つ」

ファイティングポーズをとる（左から）田口良一、柴田明雄、村田諒太、井上尚弥の４選手

　２５日にプロデビューするロンドン五輪ボクシング男子ミドル級金メダリスト、２７歳の村田諒太（三迫）が２３日、東京都内で記者会見し「プロとしての歴史の一番初めのページになると思う。しっかりした内容で勝ちたい」と抱負を語った。東京・有明コロシアムで東洋太平洋同級王者の柴田明雄（ワタナベ）とノンタイトル６回戦を闘う。

　６月に契約した米興行大手トップランク社を経営するボブ・アラム氏も出席し「世界チャンピオンになるだけでなく、歴史に残る“グレーテスト”になれる」と絶賛した。柴田は「スピードを存分に出してぶつかりたい」と意気込んだ。

　同じ２５日の日本ライトフライ級タイトルマッチ（神奈川県座間市民体育館）で日本最速タイとなる４戦目での王座を狙う２０歳の井上尚弥（大橋）は「人生を懸けて必ず王者になりたい」と宣言。王者の田口良一（ワタナベ）は「全力を尽くして気持ちでぶつかりたい」と述べた。