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王者・三浦、敵地で初防衛 トンプソンを判定で下す

[ 2013年8月18日 12:53 ]

1回、セルヒオ・トンプソンを攻める三浦隆司

 世界ボクシング評議会(WBC)スーパーフェザー級タイトルマッチ12回戦は17日、メキシコのカンクンで行われ、王者の三浦隆司(帝拳)が挑戦者で同級1位のセルヒオ・トンプソン(メキシコ)を3―0の判定で下し、初防衛に成功した。日本人王者の海外防衛は渡辺二郎、西岡利晃に次いで3人目。

 29歳の三浦は強打で主導権を握り、2回と6回にダウンを奪った。8回にダウンを喫したがポイントで上回った。通算成績は30戦26勝(19KO)2敗2分け。採点は113―112、114―110、114―111だった。

 日本のジムに所属する男子現役世界王者は9人で変わらない。日本ボクシングコミッションは、江藤光喜(白井・具志堅スポーツ)の世界ボクシング協会(WBA)フライ級暫定王座を、正当な理由がないとして認めていない。

 ▼三浦隆司の話 すごくうれしいが、課題も多すぎる。久々に疲れた試合だった。相手は予想以上にパンチが強く、ふらついてから頑張っていた。自分はまだまだこれから。

 ▼本田明彦・帝拳ジム会長の話 よく頑張った。異様な雰囲気だったが、たいしたものだ。メンタルの強い選手だ。海外だとこのくらいの試合でも判定で負けることはいくらでもある。まだまだ技術的にも伸びる。次は11月に日本でやる。(共同)

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