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清田 負傷判定で完敗…再挑戦の可能性は「半々ですね」

[ 2013年7月15日 06:00 ]

2回、左で攻める清田祐三

WBO世界スーパーミドル級タイトルマッチ12回戦 ロバート・シュティークリッツ 負傷判定10回40秒 清田祐三

(7月13日 ドイツ・ドレスデン)
 アウェーで日本人初のWBO王者と日本最重量級王者を狙った清田祐三(29=フラッシュ赤羽)の夢はかなわなかった。

 王者ロバート・シュティークリッツ(32=ドイツ)との対戦は8回に偶然のバッティングで左まぶたを切り、激しい出血で続行不可能となり、10回負傷判定で敗れた。3人のジャッジは90―99、89―100、90―99と採点する完敗だった。

 「パンチ力は大したことはなかったが、不用意にもらうことが多かった」。左ジャブを的確に突いてくる王者を崩せない。低い姿勢から強引に前に出れば、抱え込まれて動けなくなる。右の強打もヒットさせたが「出ていったら、再びパンチをもらうのではないかと警戒しすぎて、その後につなげられなかった」と単発に終わった。

 再挑戦を問われると「半々ですね」と言葉を濁した。高校まではサッカー少年。動体視力強化のためにボクシングを始めて、デビュー12年目で巡ってきたチャンスだったが、世界の中重量級の壁にはね返された。 

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