王者内山、村田と対戦の同僚・柴田に期待「プロの意地見せて」

練習を公開したＷＢＡスーパーフェザー級王者の内山高志

　ボクシングのＷＢＡ世界スーパーフェザー級王者で、５月６日に７度目の防衛を果たした内山高志（ワタナベ）が９日、東京都内の所属ジムで報道陣に練習を公開し「いつでも試合ができる感じ。一日一日、強くなることが大事」と充実した表情で話した。次戦は９月以降の予定。

　５月の試合の約１週間後に体を動かし始めたという。この日のスパーリングでは、試合のたびに痛めている右手をほとんど使わなかったが「痛みはない」と不安を打ち消した。

　８月２５日には同僚で東洋太平洋ミドル級、日本スーパーウエルター級王者の柴田明雄が、ロンドン五輪男子ミドル級金メダルの村田諒太（三迫）と対戦する。内山は「柴田はプロのチャンピオンとして意地を見せてほしいし、村田には金メダリストのすごさを見せてほしい。接戦になれば面白いが、柴田に勝ってほしい」と期待した。