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ケガの功名!?井上 さらに進化「パンチに緩急」

[ 2013年6月20日 06:00 ]

練習で軽快に動く日本ライトフライ級1位の井上尚弥

 日本ライトフライ級1位の井上尚弥(20=大橋)が横浜市内の所属ジムで練習を公開した=写真。スパーリングでは鮮やかなカウンターや強烈なストレートを披露。相手を務めたWBAフライ級6位の村中優(28=フラッシュ赤羽)は「全てのパンチが強い。今まで相手をしたことがないレベル」と称賛した。

 井上は4月の試合で右拳の中指を負傷。この日は復帰後2度目の実戦練習だったが「久しぶりにしてはよく動けた」と手応えを口にした。右が使えない間は左を重点的に鍛え、パワーを身に付けた。大橋秀行会長も「ケガをしてからまた進化した。パンチに緩急がついた」と太鼓判を押した。

 8月下旬には同級王者・田口良一(26=ワタナベ)に挑戦予定。井上は「実戦練習で仕上げていきたい」と国内最速となるプロ4戦目での日本王座獲得へ意欲を見せた。

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