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山中 興毅を挑発「差を見せつけたい」 統一戦も熱望

[ 2013年3月5日 06:00 ]

ミット打ちで軽快な動きを見せる山中慎介

WBC世界バンタム級タイトルマッチ 山中慎介―マルコム・ツニャカオ

(4月8日 東京・両国国技館)
 トリプル世界戦に出場する帝拳ジム所属の3選手が4日、都内でフィリピン選手を相手にしたスパーリングを公開した。3度目の防衛戦に臨むWBC世界バンタム級王者の山中慎介はWBA同級王者の亀田興毅(26=亀田)を珍しく挑発した。

 トリプル世界戦前日にもう1人のバンタム級世界王者が試合するとあっては、意識しないわけにはいかない。山中は「一緒の階級の世界王者として、差を見せつけたい。自分の方が強いと思われる試合をする」と熱い口調で語った。

 1月にトリプル世界戦の日程が決まった後、亀田が4月7日に大阪で同級8位のジョンフレス・パレホ(ベネズエラ)と6度目の防衛戦を行うことも決まった。2夜連続の世界戦で、どっちの世界王者が強いのか、ファンが比較するのは必至。一般の知名度で劣る山中にとってはアピールする絶好のチャンスでもある。「お互い勝って、統一戦ができればいい。すぐにできるとは思わないが、興味はあります」とニヤリ。実現性は高くないが、日本人同士の王座統一戦の構想を口にする余裕も見せた。

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