Ｖ６で世代交代阻止「もうちょっと棚橋時代にお付き合いください」

＜新日本プロレス＞防衛に成功した棚橋

　新春恒例の新日本プロレスの東京ドーム大会「ＷＲＥＳＴＬＥ　ＫＩＮＧＤＯＭ　７～ＥＶＯＬＵＴＩＯＮ～ｉｎ　東京ドーム」は４日、２万９千人の観客を集めて行われ、メーンのＩＷＧＰヘビー級選手権は王者・棚橋弘至（３６）がオカダ・カズチカ（２５）を３３分３４秒、ハイフライフローからの片エビ固めで下して、６度目の防衛を果たした。

【試合結果】

　３０分を超える死闘で一時はオカダの打点の高いドロップキック、ツームストンパイルドライバーで追い込まれた棚橋。それでもスリングブレイドで反撃すると、「ダメージを身を持って知っているから、逆にやり返してみた」という掟破りのツームストンパイルドライバーで流れを引き寄せ、最後はこん身のハイフライフローを連発。プロレス大賞ＭＶＰ男を叩きのめし、「いろんな意味でうれしい」２０１３年初勝利を飾った。

　昨年の東京ドーム大会では、メキシコから凱旋帰国したオカダに「“逸材”に代わってレインメーカーが新日本を引っ張っていきます」と世代交代を宣言された。昨年２月にはベルトを奪われたが６月に奪回し、この日の勝利で名実ともに主役の座を再び手にした。世代交代を阻止した棚橋は試合後、「時代は変えるもんじゃなく動かしていくもの。もうちょっとだけ、棚橋時代にお付き合いください」とファンにメッセージ。今年の目標として自らの持つＩＷＧＰヘビー級王座の防衛記録更新を挙げ、「誰も追いつけないように、オレがぶっちぎります」と宣言した。