粟生　万全仕上げ「まじで思いっきりブッ倒したい」

ミット打ちで汗を流す王者・粟生。万全の仕上がりをアピールした

ＷＢＣ世界スーパーフェザー級タイトルマッチ 粟生隆寛ＶＳガマリエル・ディアス

（10月27日 東京国際フォーラム）
　４度目の防衛戦に臨むＷＢＣ世界スーパーフェザー級王者・粟生隆寛（２８＝帝拳）が２２日、都内の帝拳ジムで、試合前最後となるスパーリング（３ラウンド）を消化。切れの鋭い動きから同門の日本スーパーバンタム級２位・石本康隆に連打を決めるなど、万全の仕上がりをアピールした。

　対戦相手のガマリエル・ディアス（３１＝メキシコ）が猫背であるためについた愛称が「バナナ」であることを伝え聞いた王者は鼻で笑って豪語した。「バナナ大好物！バナナオレとかちょー好き！試合当日の朝も景気づけにバナナ食べますよ」

　また、ディアスが「顔を見て分かるように、俺は打たれる選手じゃない」と話したことを受け、「パンチが当たるのは顔だけじゃないっすからね」と返し、スパーリングでは石本に大きな弧を描く右ボディーフックを決めていた。

　ディアスが試合当日に「サプライズを起こす」と宣言したことにも「お祝いでもしてくれるんですかね？何かプレゼントでもしてくれるんですかね？まじで思いっきりブッ倒したい」。逆に、怒りの鉄拳制裁をプレゼントする決意だ。