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井岡同級生・宮崎が世界初挑戦!親友返上のミニマム級で

[ 2012年10月19日 06:00 ]

世界戦が決まった宮崎(手前)は同僚の井岡が練習する前で意気込む

WBA世界ミニマム級王座決定戦 宮崎亮VSポンサワン・ポープラムック

(12月31日 大阪・ボディメーカーコロシアム)
 プロボクシングの井岡ジムは18日、宮崎亮(24)が大みそかに世界初挑戦すると発表した。興国高ボクシング部の同級生である井岡一翔(23)が返上したWBAミニマム級王座を懸けてポンサワン・ポープラムック(31=メキシコ)と対戦する。

 会見に現れた宮崎は「絶対にチャンピオンになる自信があるから、この世界に入った。絶対に獲ります」と宣言した。

 1メートル55と小柄だが、負けん気は強い。小学生の時に2学年上で自分より20センチ以上大きい相手にケンカを挑んだこともある。「でも、ケンカでは何も得られない。ボクシングなら金も名誉も手に入るし、みんなに褒めてもらえる」。夢見てきた世界No・1になるチャンスに胸を躍らせた。

 親友が返上したばかりの王座。「一翔が世界を獲ってるし、負けられない。アイツも“おまえならできる”と言ってくれてます」とジムで同じ練習をこなす元世界王者の存在は自信の源だ。

 筋肉質のがっしりした体格で普段の体重は約57キロ。ミニマム級リミット(47・6キロ)には厳しい減量となるが、すでに調整に入っており現在は53キロ前後で維持している。少し精かんになった顔で「世界戦ですからモチベーションが違います」と奮闘を誓った。

 ◆宮崎 亮(みやざき・りょう)1988年(昭63)8月20日、大阪・堺市生まれの24歳。中学3年で競技を始め、興国高で井岡一翔と同級生。06年12月デビュー。09年10月に日本ライトフライ級王座獲得。10年6月に東洋太平洋同級王座を獲得し、防衛4回。1メートル56。パンチ力のある右ボクサーファイター。

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2012年10月19日のニュース